私が痔ろうにかかって、先生から「手術が必要です」と言われて、「え?費用が凄くかかるんじゃないの?」と思いました。
みなさんも「入院して手術」となった時、完治まで一体いくらかかるのだろう?と不安になると思います。
実は、必要な費用は医療費だけではなく、入院中の小物や退院後の日用品までさまざまです。
そこで今回、私が痔ろうになってから完治するまでにかかった費用の全てを、みなさんにお伝えしたいと思います。
医療費
まずは最初に医療費です。大きく分けて次の3つになります。
それぞれ書いていきます。
痛くなって初めて受診してから完治するまでにかかった、いわゆる通院費というやつです。
普通に病院にかかるのと同じですので、今回は健康保険適用の自己負担分(私の場合は30%)を記載します。
初診から完治までに通院した回数は全部で13回でした。
合計:12,860円
バラツキがある理由は、薬の処方の有無と種類の違い、時間外加算(土曜日の午後等)です。
退院時に支払ったお金の合計と内訳になります。
明細を確認すると保険適用分と私費分・その他に分かれています。
こちらは内容を項目ごとに記載します。
保険分の内訳は次の通りで、自己負担分は30%で40,480円でした。
手術代が一番高いです。
手術:76,460円
麻酔:8,880円
注射:4,530円
投薬:2,890円
処置:1,650円
合計:134,930円
私費分は保険対象外なため、全額自己負担で32,640円でした。
医療材料:4,020円
食事負担金:3,220円
診断書:5,400円
室料、つまり部屋代が一番高いです。
今回は病気の性質上かもしれませんが個室でした。
入院日数は4泊(5日)でなので、1日あたり5,000円ということになります。
保険対象外である私費分は健康保険組合から給付される付加給付金の対象になりませんので、医療保険の内容が大切になります。
通院時に診察と一緒に処方された薬代になります。
ガーゼと一緒に患部に注入する抗生剤になります。バラツキは診察費と同じで休日・時間外加算の影響です。
6回目が少し高いのは、患部の周りが痒くなったので塗り薬が追加されたためです。
合計:3,720円
入院案内に、入院生活で必要となる雑貨のリストを渡されましたので、それに合わせて購入、準備していきました。パジャマは入院日数に左右されると思いますが、2セットくらい用意した方が良いと思います。
みなさんの参考になればと思いますので、費用がかからなかった物も記載しました。
合計:2,354円
日用品
ここからは退院後に日常生活を過ごす上で必要となるものです。
私の場合は8月に手術をしたので、汗を書いたりしてナプキンやガーゼの交換頻度が少し多かったかもしれません。
退院の時に病院で渡された銘柄をそのまま継続使用しました。
手術後しばらくの間は分泌液と出血量が多いので、夜寝るときはお産パッドを使用するのをお勧めします。
ちなみに私は一度、うっかりナプキンのままで寝てシーツを汚してしまい、ビビッて1.5カ月くらいは使っていました。
合計:1,556円
薬代のところでも書きましたが、薬と一緒に患部に当てるガーゼが必要になります。
入院と通院時に病院からセットを購入しましたが、普通に紙袋に入れて渡されていたので先生に確認したところ滅菌保管する必要は無いとのことでした。
そこで、普通に薬局で30cm×1mのものを購入して必要な大きさにカットして使用しました。
合計:1,821円
傷が塞がるまで出血&分泌液を受け止めるために、普段の私生活用に必要となります。
もちろん男性用はありませんので、女性用の整理ナプキンを使うことになります。
傷が塞がるのに約2.5カ月かかりましたので、単純に計算すると1日あたり3枚×45日間で135枚必要になります。
私は色々試してみたかったので多くの種類を購入しましたが、余った分は妻にあげました。
合計:5,120円
ナプキンのお奨めをこちらにまとめました。
ナプキンの使い方もこちらにまとめてあります。
私はウォシュレットが苦手で今までほとんど使ったことがありませんでした。
しかし、トイレットペーパーを患部に当てるわけにもいかず、また、職場でもウォシュレットが設置されているトイレの数に限りがあったので思い切って携帯用のものを購入しました。
新型と比較して性能に差は無かったので安い型落ち品の方を購入しました。
痔ろうとは関係ありませんが、海外旅行に行くときにトイレ環境の悪い場所でも活躍しそうです。
合計:5,710円
保険による給付金
ここからは、収入になったお金になります。
医療保険には種類が沢山あるので、ご自身の契約内容を確認してみてください。
また、加入している健康保険組合の制度も様々ですので、こちらもぜひ確認してみてください。
今回、健康保険組合からハガキが届き、健康保険の制度で付加給付というものがあることを初めて知りました。
私の加入している健康保険組合は1カ月の自己負担金額が上限25,000円で、それ以上支払った分が給付されますが、対象は保険適用分のみです。
合計:15,400円
私の契約内容は次の通りでしたので、それに応じた金額が給付されました。
・入院保険金:日額10,000円
・手術保険金:10000円×手術種類に応じた倍率(今回は10倍)
合計:140,000円
疾病手術保険金:100,000円
医療保険の給付請求もやり方を書きましたので、リンク先を読んでいただけたらと思います。
室料が1日5,000円でしたので、入院保険金を見直して保険料を節約するのもアリかと思いますが、もっと高い部屋になる可能性もありますので、もう少し様子を見ようかと思います。
まとめ
痔ろう完治までにかかった費用のトータルは次の通りです。
初診~入院・手術~完治まで約10万円というかなり大きな費用となりました。
今回は健康保険の付加給付と医療保険に加入していたおかげで大きな出費になりませんでした。
改めて、医療保険に入っていて良かったな、と思いました。
みなさんの治療や保険選びの参考になれば幸いです。
コメント