突然、男性のあなたが女性用の生理用ナプキンを使わなければならない時が来たらどうしますか?
私は全く想像していませんでした。しかし、痔ろうという病気になり手術をした後に出血や滲出液を受け止めるため、女性用の生理用ナプキンを使う必要に迫られました。
みなさんも知識としてボンヤリとご存知と思いますが、実際に使おうとするとその使い方がわからずとても困りました。
そこで私が苦労した経験も踏まえて、 使い方、コツとマナーを紹介していきたいと思います。
ナプキンってどんなもの?
実は男性用のナプキンも存在します。主な目的は尿漏れ対策ですので、お尻の手術後には機能を満足してくれません。
そこで、女性用の生理ナプキンが必要になるのです。
しかし、当時の私はTVのCM流れているのを見た!という知識レベルで、全く分かっていませんでした。
今回、私が実際に使って男性目線で紹介します。
ちなみに生理用ナプキンは英語でSanitary Padsというそうです。
形状と機能
写真のような形状をしています。
真ん中の部分に厚めの吸収材が配置されていて、経血を受け止められる様になっています。
ズレにくくするために
生地からは簡単に剥がすことが出来ます。
2、中央部に羽根(折り返してパンツの生地を挟み込める機構)が付いている物もある。
裏側には粘着剤がついていますので反り返ると、くっ付いてしまいます。
剥がしづらいのでご注意を!
選び方
種類がたくさんありますが、大きく分けて次の3つに分類されます。
・薄さ
・肌ざわり
まず最初に考えるのは“大きさ(吸収力)”で、傷口のあるお尻を覆える大きさでなければなりません。
サイズは数値が大きくなるにつれて後方(お尻の方)の伸びていきます。
代表的な銘柄と大きさを表にまとめました。
軽い日 | 多い~ふつうの日 | 特に多い昼 | 多い夜 | 特に多い夜 | |
ソフィ | 17.5cm | 21cm | 23, 26cm | 29cm | 33, 36, 40cm |
ロリエ | 17cm | 20.5, 22.5cm | 25cm | 30cm | 35, 40cm |
基本的に夜用を選んでおけば間違いないでしょう。
私の体格スペック ”身長173cm、体重85kg” だと一番大きい40cmがピッタリでした。
もう少し小柄な方や傷口が小さくなってきたら29~36cmのものでもよいと思います。
付け心地はお好みで決めても問題ありません。
私は以下がお薦めだと思います。
肌ざわり : 休日、在宅、夜・就寝時
男性の使い方
取り出し方
販売されているナプキンは正方形をしています。
やや上方にテープが貼り付けられていますので、先端をつまんで展開します。
取り付け方
2.パンツを膝くらいまで履く
3.股にナプキンを挟んで前後左右の位置を決める
4.ナプキンを押さえつつパンツを上げる
5.つけ心地を確認しながら微調整をする
6.掌で押さえながらパンツの生地とナプキンの粘着剤を貼って固定する
最初に位置決めてナプキンをパンツに張り付けてから、パンツを履くという方法もありますが、目測になるるのでナナメになったり、粘着部同士がくっ付いてしまったり、私には微調整が難しかったです。
交換のタイミング
基本的には、お手洗いに行った時に替えるのが一般的です。
夏場は汗をかいてムレますので、日中は最低でも2,3回は交換しましょう。
私は会社に着いたら1回、お昼から夕方にかけて1回は替えていました。
パンツの種類が限定される
私はずっとトランクス派でしたが、いざナプキンを使おうとしたところ相性がよくないことがわかりました。
トランクスで使ってみると、ナプキン~パンツ~肌の隙間が大きく空いてしまうのでナプキンの粘着剤とパンツが簡単に剥がれて、足元にストンと落ちてきてしまいました。
ズレや脱落を防ぐためには密着している必要があるのです。
ボクサー :◎ 羽根を折り返さないと肌に接着してしまう。密着性はgood!
トランクス :× 対策が取りづらく、おすすめしません
最終的に私はボクサータイプのパンツを使用しました。
ズレやめくれを防止するコツ
ナプキンの位置を女性が使う本来の位置より前方に配置すると、先端が後ろの方へめくれてくるのを防ぐことが出来ます。
本来の位置へ配置すると、座る・立つ・歩くといった動作時にナプキンの先端部が陰嚢に押されて後方にズレて来てしまい、最終的にはお尻のところでまくれてしまいます。
これを防止するために、ナプキンで陰嚢を覆うようにすると良いです。
マナー
ここからは妻の助言をもとにしています。
ナプキンは人目につかないようにする必要があります。
自分以外の人が目にするタイミングは”捨てるとき”、”持ち歩くとき”です。
捨て方
外したナプキンは、肌に接触する面を内側にクルクルっと巻く。
銘柄によっては先端にテープが付いていて簡単に止められるようになっていたりします。
さらに取り替えた新品のナプキンが包まれていた包装を使って見えないように覆います。
場合によっては、色付きビニール袋に入れてサニタリーBOXに入れます。
ちょっとまってください、サニタリーBoxなんて男子トイレにありましたっけ?
私の記憶では皆無だったと思います。
多目的トイレにはサニタリーBoxが設置されていますので、そちらを利用すると良いです。
どうしても無い場合は、色付きのビニール袋に入れてゴミ箱に入れましょう。
自宅用にはサニタリーBoxを用意すると便利です。
持ち歩き方
普段持ち歩く時、人目につかないようにするにはポーチに入れるのが良いと思います。
簡単なポーチで十分ですので、オシャレなものを探してみましょう。
私は飛行機に乗った時にもらったポーチに入れて持ち歩いています。
ガーゼも持ち歩いていると思いますのでナプキンと一緒に入れておくことも忘れずに。
まとめ
・取付け位置は思っているよりやや前方寄りにする
・パンツは”ボクサー”か”ブリーフ”を使う
・人目に付かないように持ち歩き、捨てましょう
生理用ナプキンを上手に使って完治までを快適に過ごしましょう。
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